先日行った上海・蘇州の旅で、初めて中国新幹線にのりました。
その時のチケットの購入方法や乗り方についての記録です。
やって来たのは上海虹橋駅
この駅から蘇州駅まで新幹線を利用しました。
チケットの窓口の列に並びます。
窓口の上には、自動券売機が左に10m行ったところにあるという案内を出しています。しかし、それでも窓口に並んでいる人が大勢・・・。
因みに、外国人は自動券売機で購入することは出来ません。
15分ほど並んでやっと順番が回ってきました。
窓口で希望の列車を伝えます。
请到 上海虹桥站 从苏州站、今天十二半点左右、两张、一等座
(上海虹橋駅から蘇州駅まで、今日の12時半前後、一等席を2枚)
※今天は、今日という意味。ここを日付に替えてもOK
※十二半点左右は、12:30前後と言う意味
※两张は、2枚
※座席は、一等座がグリーン、二等座が指定席
これ以外にも、商务席(商務席)というファーストクラスがある車両も時々あります。
ちなみに、座席には窓側(窗侧)と通路側(走到、过道)がありますので、確認して座りましょう。
予め指定したいときには、「窗侧的位子」とか「过道的位子」とすればOK!
中国語が話せなくても、紙に書いて、パスポートと一緒に渡せばOK !
ただし、駅がすごく広いので時間に余裕を持って購入しましょう。(その理由は追々わかります)
そしてこれが購入したチケット(59.5元=約1,000円)
12:46発のG7110号、乗車するゲートは右上の25番となります。
なにやらこんなところにも長蛇の列が・・・。
この方たち、写真入の身分証明書を持っていたいため、横にある公安(警察)で臨時の身分証明書を発行してもらうために並んでいるんです。
と言っても並んでいる理由は、写真を撮るのに時間が掛かっているからなんですけど・・・。
中国の人民は、自分のいる町から違う町に行く時には身分証明書を提示しないとチケットすら買うことができないんですよね~
私が並んでいる窓口でも、この写真入の身分証明書がないからチケットを売ってもらえない人が何人かいて、窓口で追い払われいました。(汗)
厳しい~!
さて、まだ時間はありますが、先に乗車口の確認に行きましょう。
おっとその前に、改札があるところに入るにはセキュリティーチェックがありますので、そこを通過します。
ここ25番乗車口。電子パネルにも列車に番号G7110(一番上)に表示されていますので、間違いないですね。
ここで注意することは、出発する列車の番号のしたの緑色の案内
ホームに入る改札が開くのが15分前
そして3分前に改札を締め切るという案内
日本みたいに駆け込み乗車は出来ないようになっています。
改札を確認した後は、駅の様子を見てみましょう。
分かりやすいように2階に上がってみました。
駅もかなり大きくて広いのですが、それを埋め尽くすくらいの人民が沢山おります!
これだけ広くて人も多いと、チケットを買ってから乗車できるまでかなり時間が取られることがよく分かりますね!
そのためにも、時間に余裕を持ってチケットを買わないと乗れなくなる場合がありますので注意してくださいね。
やっと発車15分前となり、改札を通り抜けてホームに入ります。
しばらくするとホームに新幹線(和諧号)が入って来ました。
購入したチケットは、1号車7F(一等座)
乗る車両がはるか彼方・・・。
やっとお隣の2号車まできました。
この横の入口から列車の中に入ります。
というのも、2等座の様子を写真に取りたかったから
座席(二等座)
そして、二等座と一等座の間の通路(2号車⇒1号車へ)
これが一等座
日本の新幹線(グリーン車)と同様にフットレストがありますね。
フットレストを下ろしてみた様子
足元チェック(二等座)
チケットを買うところで、商務座というファーストクラスの席もあると記載いたしましたが、偶然にも自分が乗る車両に有りましたので、ちょっと拝見!
この座席は扉で区切られていて、中に入るにはチケットがないとダメなんですが、入口で見張っている係りの女性にお願いをして写真を取らせて頂きました。
この座席すごく豪華ですね~
なんと、フルフラットになるんですよ!
そしてこちらは帰りに乗った新幹線(一等座)の様子
車両のタイプが違うので、中のシートも全然違いますね~
座席の様子
足元チェック
こちらにもフットレストがあります。
現在、中国新幹線には7種類の車両があります。
それぞれに座席の仕様も異なっているようですので、乗るたびに違う座席なんていうこともあるかもしれませんね。
さて今回、こんなのんきに写真を撮ることができたのには理由が有ります。
この上海虹橋駅は、始発駅なんです。だから列車は早めにホームに入ってきているので先頭に行って写真を撮ったり(一番上の写真)、車両の中をうろうろとして写真を撮る時間がありました。
これが、途中駅となると話しは別。
とにかくホームに早く並んで荷物を入れる場所を確保しないとすぐに上の棚が一杯になってしまい、荷物を置けなくなるなんて事もあります。
また、停車する時間も短いので、お客を乗せてすぐに出発してしまいます。
先ほど改札が3分前に締め切られると記載しましたが、それは始発駅だから3分前なんです。途中駅(蘇州駅とか)だと5分前には締め切られてしまいます。
これも全ては定時運行できるようにするための施策ともいえますね!
彼らも色々と努力をしているようです。
(この新幹線が運行されるまでは、中国では列車は提示には絶対に来ないのが当たり前でしたからね~)
以上、中国新幹線についてお伝えしました。
今後同じように利用される方に、少しでもお役に立てるといいのですが。